学校からのお知らせ

彫刻をさわる時間
2021年10月15日

彫刻をさわる時間

 10月6日(水)・7日(木)に、おおいた障がい者芸術文化支援センターのワークショップとして、「彫刻をさわる時間」を実施しました。広瀬浩二郎先生(国立民族学博物館 学術資源研究開発センター)、篠原聰先生(東海大学 教職資格センター)、田中修二先生(大分大学 教育学部)、村上佑介先生(大分大学 教育学部)、髙橋泰佳先生(国東中学校)を講師にお迎えして、一緒に彫刻をさわったり、彫刻作品のお話しを聞いたりしました。

 彫刻をさわる時間パンフレット2021.pdf

 10月6日は、遊歩公園(大分市)に行って屋外彫刻作品を鑑賞しました。盲学校から歩いて行くことができる距離の遊歩公園に、たくさんの彫刻作品があることを知らない生徒もおり、とても驚いていました。「伊東ドン・マンショ像」では、広瀬先生を見習って、下をくぐったり、馬に乗ったりするなど、全身をつかって鑑賞していました。脚立を使って普段は届かない高い位置にも触れることができました。作品と同じポーズをしたり、人物の彫刻の鼻の穴をさわり比べたりするなど、生徒一人ひとりがそれぞれの感じ方、方法で作品を鑑賞することができました。

「伊東ドン・マンショ像」鑑賞の様子

 

 「西洋医術発祥記念像鑑賞の様子」

 

「育児院と牛乳の記念碑」鑑賞の様子

 

 10月7日は、会議室に展示した屋内彫刻作品を鑑賞しました。ブロンズ、アクリル樹脂、石膏、木で作られた6作品を鑑賞しました。材質の違いや大きさなどを、手を通して感じていました。顔を近付けて香りを嗅いだり、軽くたたいて音を楽しんだりする様子も見られました。作品の作者でもある村上先生に、作品について直接質問する生徒もいました。今回、特別にお借りした、黒川弘毅先生のブロンズ作品(東海大学松前記念館)の下部分もさわることができ、作品の表面とは全く違うごつごつとした感触に驚いていました。さわる鑑賞での約束「やさしく」「ていねいに」を守りながら、鑑賞することができました。

 

「跡」鑑賞の様子

「夢の記憶」鑑賞の様子

「静かな夢」鑑賞の様子

「ゴーレム72」鑑賞の様子

作品を展示した会議室

 2日間の鑑賞を終えて、生徒からは「今まで触ることに怖さがあったが、触ることの大切さを感じた」「自分の手や心で感じ、とても楽しかった」「眼鏡が壊れていた」(「瀧廉太郎君像」の眼鏡のレンズがなかったことに対して)などの感想を聞くことができました。彫刻をさわって鑑賞するという、盲学校の児童生徒にとって、非常に貴重で有意義な経験をすることができました。これからも「さわる」ことを大切にしながら、学校生活を送りたいと思います。

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