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学校からのお知らせ

地震・津波の避難訓練を行いました
2016年12月07日

 本校では、11月22日(火)から28日(月)までの1週間にさまざまな「防災・減災」の取組を行いましたが、25日(金)午前中には児童生徒と職員が地震・津波の避難訓練を行いました。この間、学校防災アドバイザーの木ノ下勝也氏、轟美智代氏に避難場所や各教室でご意見を頂きました。

 避難訓練は、「四国沖で震度6強を記録し、大津波警報が発令され、余震の恐れがある」という想定で行われました。加えて、停電により放送機器が使えない、給食室での調理ができないという想定もあり、そのため地震発生後には各学部の職員が大声で安否確認を行いました。避難場所として定めているプレイルームに全員が集合するのに12分掛かりましたが、車イスの児童生徒を職員や高等部生徒が協力して安全に移動するなど、気配りも大変良くできていました。その中で様々な反省点や課題も浮かび上がってきました。

 避難後には倉庫に備蓄している食糧を各学部・学年で食べて避難生活を行うという取組を行いました。児童生徒たちは初めての経験でしたが、倉庫のコンテナから自分の名前が書かれた備蓄食糧を各自で持ち出して食べました。備蓄食糧の中身についても、課題があることが分かりました。

 午後からは職員対象の「防災・減災研修」を行い、自分が持っている防災グッズ(下写真は手回し発電式ラジオ、LEDライト)を紹介し合ったり、先述の学校防災アドバイザーから経験から得た重要なことを話していただくなど、大変有意義な時間となりました。また、大塚製薬の健康管理士、森岡剛氏からは、「命が一番大切なのは当然ですが、その命を維持するためにはビタミンやミネラルなど栄養バランスの取れた食事が摂れるかどうかが重要です」と、炭水化物だけでは情緒障害が起きたり、不眠の原因になったりするという説明がありました。

 本日の研修を受け、職員も児童生徒も非常に防災意識が高まったと思います。今後もいつか来る災害に備え、訓練を重ねていきたいと考えています。

【学校防災アドバイザーからのご意見(抄)】

・先生方一人ひとりが役割を意識して動いていた。学校の特性上、職員の意識は非常に高い。

・災害時の指揮本部機能を更にシステム化し、不要なことを見つけ削除する。たとえば、子どもたちに関して異常なしの報告は行わず、異常があることを皆が素早く共有するなど、情報共有について工夫が必要。

・訓練のための訓練にならないよう、まずは72時間生き延びるという視点を忘れないこと。

・避難所での女性のトイレ問題等については語られる場面があまりなかったが、実は生死に関わる非常に重要な問題であることを認識してもらいたい。トイレに行きたくないという思いで水分を控えると、脱水症状など重要な問題を引き起こすので、簡易トイレの充実は大切である。

・養護教諭が応急の救護所をすぐに掲示し、必要物品を手際よく運び込んでいた。怪我人が実際に出た場合にはマットなどが必要になるが、どの程度の準備が可能か確認しておくこと。

・車いすの児童生徒の担任への補助的役割を誰が行うかなど、意思統一や工夫の余地がある。車いすの上下移動に関しては、フレームの持つ場所にテープを貼り、普段触ったことのない教員がすぐに手伝えるような工夫があった方が良い。日頃から最低学部ごとにフォーメーション化しておくことが必要である。

・温かい食べ物の提供は被災時には精神的に重要であり、石灰に水を注ぐグッズなど様々なものが市販されるようになっているので、検討、活用してほしい。

・オイルツナ缶は食べ終わった後、ティッシュのこよりを使えばランプになるなど、いろいろな工夫が役に立つので、知っておいて損はない。

・非常食については、多くの災害の場合3日目以降から援助物資が食べられるので、2日間に何をどの順にどれだけ食べるかといったことも考えなければならない。

・今回各学部を回り、どういった非常食を食べているか確認したが、保護者はしっかりしたものを揃えていたと思う。ただ、甘い食べ物はとどうしても食べ過ぎたり、栄養のバランスが偏ったりするので、「カロリーメイト」等栄養バランスの良いものがおすすめである。

・子どもたちにとっては缶詰の味が濃く、食べきれないという意見や、電子レンジで温めなければならない食べ物を持ってきていた例もあったが、今回そういったマイナス面や失敗例が分かっただけでも、実施した価値があったのではないだろうか。

・非常食と言っても様々なものがあるが、魚類、肉類などの缶詰め、アルファ米等は食べ残した場合、ハエなどの格好の餌になるため、伝染病などを引き起こす要因になる。その点、「カロリーメイト」等は清潔な環境を維持でき、栄養のバランスも良い。

・先生方のグッズの紹介では役に立つものが多数あり、意識の高さを感じた。