令和7年度 杉山検校祭
5月15日(木)に杉山検校祭を行いました。杉山和一は、鍼を管に通して打つ施術法である管鍼(かんしん)法を創始したと伝えられています。また、世界で最も古いとされる視覚障害者の教育施設「杉山流鍼治導引稽古所」を創設しました。
その和一の命日(5月18日※諸説あり)にちなみ、杉山検校を偲んで黙祷を捧げた後、校長先生の講和を聞きました。校長先生は講和の中で、なぜ和一が、「検校」(盲人社会の最高位)にまでなったのか、という理由をわかやすく教えてくださいました。
最後に、小学部、高等部普通科の代表者と専攻科の生徒・教員が献鍼(けんしん)を行い、鍼治療に使う鍼供養を行いました。
検校祭を通し、盲学校の礎を築いた杉山和一について学んだり、鍼供養を体験したりし、視覚障害者と鍼灸との長い歴史について思いを巡らせることができました。