第38回九州地区盲学校音楽大会熊本大会
11月7日(金)に熊本県のくまもと森都心プラザで第38回九州地区盲学校音楽大会熊本大会が開催され、音楽部の生徒5名が参加しました。
前日の11月6日(木)は熊本城を見学し、地震災害や復興の様子を学びました。特別見学通路を通り、単眼鏡やスマートフォンの拡大機能を使いながら、崩れた石垣とその修復の様子を見ました。特に数寄屋丸二階御広間の石垣の崩落の状態が印象的でした。その後、生徒は会場に移動し、リハーサルを行いました。
当日は、緊張をしている生徒もいましたが、スピッツの『美しい鰭(ひれ)』をギター、ベース、キーボード、ドラムで会場の雰囲気を感じ、楽しみながら演奏しました。リハーサルでは音がそろわない部分もありましたが、本番では音をそろえることができ、今までで一番よい演奏をすることができました。また、会場の皆様から大きな拍手をいただき、生徒たちは大変満足げな様子でした。
会場内では、九盲体のフロアバレーボールで合同チームを組んだ他県の生徒から声をかけられる場面もあり、九州内の盲学校の児童・生徒が集う貴重な機会に、交流を深めることができました。
大会への参加を通じ、演奏技術はもちろん、主体性や協調性を高めた部員たちは、さっそく2月に行われる「卒業生を送る会」での演奏準備にとりかかっています。今後の活動も楽しみです。



