令和5年度第28回九州地区聴覚障害教育研究会大分大会を行いました
11月10日に本校にて第28回九州地区聴覚障害教育研究会大分大会(九聴研)を開催しました。
大会テーマは「自ら学ぶ力を育むための聴覚障害教育の創意工夫」とし、九州各県の聾学校(聴覚障がい支援学校)の校長や教諭等50名が来校し、授業公開、研究協議、記念講演を行いました。
この大会は九州各県が持ち回りで開催しており、大分県での開催は10年ぶりでした。
最初に、授業公開では、幼稚部、小学部、中学部、高等部の授業を公開しました(一部、ビデオ公開)。
どの学部も多くの先生方に熱心に見ていただきました。
研究協議会は「早期教育」「教科教育(中・高)」「キャリア教育」の3分科会に分かれ、各校のレポート発表と協議を行いました。
いずれも活発な意見や質問が出て、大変盛り上がりました。
最後の記念講演では「聴覚障害教育の現代的課題と今後の展望」と題して、九州産業大学人間科学部 阿部敬信教授にお話をしていただきました。
本校ではこの大会の成功を目指し、昨年度から全校体制で準備を進めてきました。
参加者へのお土産として高等部産業技術科の生徒がペンケースを作成したり、大会要項の表紙はイラストも含めて本校教員がデザインして作成したりするなど、心を込めた「手作りの大会」を標榜し、無事に会を終えることができました。
九州各校の先生方を多くお迎えし、「九州はひとつ」を合言葉に共に聴覚障がい教育について学び合うことができたことを大変嬉しく感じています。
今後の教育活動、授業実践にしっかりと生かしていきたいと思います。
ご参加いただいた皆様、まことにありがとうございました。