新年度を迎えて
山々や木々の緑が深まり、爽やかな季節となりました。本校に着任して2年目となります。今年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。
今年度は、小学部18名、中学部29名、高等部37名の新入生を迎え、全校児童生徒271名でスタートしました。また、教職員も新たに50名ほどの方を迎え、171名となりました。今年度も児童生徒が元気いっぱい、笑顔いっぱいで学校生活が送れるよう、教職員一同力を合わせて頑張ります。
新型コロナウイルス感染症の収束はまだ見込めない状況ですが、感染法上の位置づけの変更が予定されていることから、これまで実施していた暫定校時を4月より通常校時間へ戻しました。また、学習活動や学習グループ等についても徐々に以前のような取り組みへ戻すようにしているところです。今後も手洗いの徹底、換気、適切な距離をとるなどといった感染対策を図りつつ、安全・安心な教育活動を実施していきたいと考えています。
さて、本校では昨年に引き続き、「自ら考え、表現する児童生徒の育成」を目指し、授業シートを活用した授業実践を行ってまいります。特に、児童生徒の「思考・判断」が深められるよう、教師は丁寧でわかりやすい「発問や提示方法等」を心がけるとともに児童生徒からの発信を確実に汲み取り、児童生徒が学んだ知識や技能を現在や将来における学校生活、家庭生活、職業生活、社会生活で生かすことができるように努めたいと考えています。
また、昨年、第三者評価委員会でいただいた助言をもとに、ヒヤリハット報告の分析、研修を行うことをとおして、校内、校外における安全体制の確立を図るとともに教職員の危機管理意識、危険予測、危機回避の力を高め、安全・安心な学校体制の取組を強化したいと考えています。
終わりに、本校は昭和29年に開校し、今年で69年目を迎えました。来年はいよいよ70周年です。卒業生やこれまで本校に関わられた方々の思いを財産として、新たなページがたくさん生まれるよう、ますます活気のある学校にしていきたいと思います。
令和5年4月14日
校 長 東 邦彦