学校からのお知らせ
10月2日(水)、高等部は「デュアルシステム」による実習報告会を開きました。
「デュアルシステム」とは、元々ドイツで始まった「教育」と「職業訓練」を同時に進める形態で、週1回は事業所に通い、社員と共に仕事をします。
高等部2年生の3名は、5月から9月の毎週水曜日に竹田市内の事業所に出向き、全10回の実習をしてきました。
その実習を振り返り、成果や課題、今後の学校生活に向けての抱負を発表する会です。
昨年に引き続き、有限会社田部モータースの方にもお越しいただきました。
始めに、ローソン飛田川店で実習を行った生徒の発表です。
商品の前出し、陳列、レジ内でのサッカーフォロー(袋詰め補助)、値札の入れ替え、揚げ物の調理補助、レジ打ちなど、本当にたくさんのことを経験させていただきました。
中でも大変だったのはレジ打ちで、ポイントカードをうっかり忘れてしまうことがあったそうです。
お客様と直接接する業務を経験する中で、挨拶の大切さを実感したり、声のトーンや大きさを意識したそうです。
次に、田部モータースで実習をした2名の生徒が発表しました。
洗車作業をさせていただきました。
10にも及ぶ工程を一つ一つ覚えて、拭き残しがないように気を付けて作業したそうです。
ドアミラーやバンパーの下、ドア枠などの細かい部分は、特に拭き残しに気を付けなければいけない場所だそうです。
また、1台で終わりではなく、2台目、3台目も集中を切らさず、スピードも落とさないように作業しなければいけないところが大変だったと振り返っていました。
その中で、長時間働くことや作業スピードを周りに合わせる大変さ、長く働く体力の必要性を、強く感じたそうです。
田部モータースの方より、講評をいただきました。
代表取締役社長 田部顕一郎様から、「毎日仕事に行くこと」「挨拶が大切であること」の2点を話していただきました。
メモを取り、発表者に質問もしました。
後期のデュアルシステムによる実習は、10月から12月の予定で、竹田市内で2名が実習を行います。
実習先で得たたくさんの気づきや学びを、今後の学校生活にもつなげていきます。