校長室
梅雨も明け、いよいよ夏本番となりました。保護者の皆様をはじめ、関係各位のご理解、ご協力のおかげにより、1学期を無事に終えることができました。感謝申し上げます。
今学期は新型コロナウイルス感染症リスクの低減を図りつつ、昨年度実施できなかった校外学習や宿泊学習をはじめ、子どもたちは校内外においてさまざまな学習や経験をすることができました。先生や友だちの話を真剣に聞いてメモをする姿、活動へ集中して取り組む姿、友だちと協力して粘り強くやり遂げようとする姿など、子どもたちの頑張っている姿が多くみられ、一人一人の成長が感じられました。保護者の皆様には10月初旬に通知表をとおして前期の学習の様子をお知らせします。
さて、本校は今年度、防災教育モデル実践事業のモデル校として様々な防災教育に取り組んでいます。これまでの防災教育の取組や避難等に係るマニュアル等を見直し、より充実したものになるようにしていきます。
1学期は例年実施している避難訓練に加え、学校が浸水することを想定して近隣の小学校まで避難する訓練をしたり、校内にとどまって避難した時に必要なものは何かを考える学習などをしたりして、子どもたちの防災意識が少しずつ高まっています。また、高等部2年生は玉来ダムの建設現場を見学してダムの果たす役割を学びました。
教職員は、外部の方から避難訓練についての助言を受けたり、学校周辺の河川による浸水状況や土砂災害の予想、河川水位情報の見方、VRを使った疑似体験等の研修をしたりして、危機管理と防災の意識を高めています。
保護者の皆様には、1学期PTAの際に引き渡し訓練を実施し、災害時の引き渡し方法や手順等を確認していただきました。
夏季休業中は例年の研修に加え、防災に関する研修も実施し、学んだことを生かした学習や避難訓練をとおして2学期以降の防災教育をさらに充実していきたいと考えています。