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第2回スクールバス被災想定訓練

第2回スクールバス被災想定訓練

 職員を対象に第2回目のスクールバス被災想定訓練を行いました。

前回に引き続き、特定非営利活動法人・大分県防災活動支援センターの川村正人氏に講師をしていただきました。前回は地震・津波を想定した訓練でしたが、今回は院内・安心院方面のバスを設定し、風水害や土砂災害を想定して行いました。

 最初は風水害や土砂災害で引き起こされる現象や予測される被害などについて全体講義がありました。重要なことは、「危機が迫る前」に備えておくことだと強調され、天気予報だけを頼りにせず、危険個所などを自分の目で確認しておくことが大切であるとのことでした。

  

 講義のあとはグループワークをしました。運行ルートとハザードマップを確認しながら、危険個所をマーキングしたり、緊急時に役立ちそうな場所や指定避難所などをマーキングしました。次にアクションシートを作成しイメージトレーニングをしました。スクールバス、学校、その他関係者が災害時にどのように行動するか、付箋に書きこみ貼り付けました。徐々にグループ内で色々な意見が出始め、イメージが具体的に膨らんでいく感じでした。

  

 最後にまとめとして川村氏よりお話がありました。その時々で自分がどんな状況にあるかを考え、その場その時に何をすべきか、時系列で整理しておく必要があるということでした。また、停留所で待っている児童生徒など、バスに乗っていない児童生徒がどんな状況にあるかを把握しておくことも重要であるとのことでした。

  

 本校では初の試みであるスクールバスの被災想定訓練でしたが、職員みんなでルートを確認し、具体的な災害時のイメージを持つことができたのは大変意味深いことでした。今回の演習で得た情報をきちんとマニュアルとして落とし込んでいくことが今後の課題です。

 2回の講師を務め、テキストなど丁寧にご準備いただいた川村氏に改めて感謝を申し上げます。ありがとうございました。