令和7年度入学式を行いました
4月11日(金)に令和7年度入学式を挙行しました。
今年度の新入生は小学部3名、中学部6名、高等部7名、計16名です。
校長の式辞にあるように、失敗を恐れず、自分の好きなことや夢中になれることを見つけ、精一杯取り組んでくださいね。
これからは「チーム臼杵支援」の一員として、本校を盛り上げていきましょう!
以下に当日の校長式辞を掲載しますのでご覧ください。
式辞
柔らかな陽射しと草木のみずみずしい香りが春本番を伝えるこの佳き日に、多くのご来賓の皆様にご臨席を賜り、令和7年度大分県立臼杵支援学校入学式を挙行できることに心から感謝申し上げます。
ただ今、入学生の紹介および入学許可を行いました。小学部3名、中学部6名、高等部7名、計16名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
私たちは今日、皆さんに会えることをとても楽しみにしていました。本校は今年で創立59年目となる特別支援教育の古い歴史と伝統を持った学校です。この臼杵支援学校で、たくさんの経験を積み、新たな歴史と伝統を一緒に作り上げていきましょう。
とは言え、皆さんは今日から新しい生活が始まり、不安でいっぱいだと思います。先生方や先輩方は、いろいろなことを優しく丁寧に教えてくれます。困った時には、恥ずかしがらずに周りの人に「助けてください」「教えてください」とお願いしてください。すぐに誰かが助けてくれますので、心配はいりません。ただ、その時に「ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えられる人であってほしいと思います。
メジャーリーグ、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は、「成功するか失敗するかなんて気にしなくてよい。まずはやってみることが大事だ」とインタビューに答えています。皆さんも失敗を恐れず、自分の好きなことや夢中になれることを見つけ、精一杯取り組んでみてください。それが自立と社会参加を目指す皆さんにとって、豊かで素敵な長所になると思います。
さて、保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。本校では、人権尊重や合理的配慮を重視しながら、関係機関と連携を図り、子供たちにとってより良い支援とは何かを常に考えた教育を行います。そのためには、お子様の状況をしっかり把握すること、皆様のご意見やご要望にしっかり耳を傾けることが大切だと考えています。細やかな対応ができるよう体制を整えていますので、ご安心ください。そして皆様が、「わが子を臼杵支援学校に入学させて良かった」と思っていただけるよう、一所懸命努力していきますので、ご理解とご協力をよろしくお願いします。
ところで、母校とは「母なる学校」と書きます。人は生まれてきたらもう一度母親のおなかの中に戻ることはできないように、この学校を卒業したらもう二度と通学することはできません。だからこそ、長くて12年、短くて3年、これから本校で学ぶお子様が、高等部を卒業する時に「臼杵支援学校が私の母校です」と胸を張って言えるよう、我々教職員が一丸となって誰からも愛される素敵な学校づくりに励んでいきます。
それでは、ピカピカの一年生の皆さん。皆さんは、今日から臼杵支援学校の仲間です。みんなで笑顔いっぱいの楽しい学校にしていきましょう。
令和7年4月11日
大分県立臼杵支援学校長 藤澤 一郎