高等部2年生が校外学習に行ってきました

　１１月２１日、高等部２年生の校外学習がありました。今回の校外学習では、「公共の場を正しく利用する力を身につける」ことを目的に、バスの利用体験と温泉施設でのマナー学習、買い物学習の３つの活動に取り組みました。普段何気なく利用している公共交通や地域の施設について、実際に目で見て体験しながら学ぶことで、子どもたちの理解をより深めることができました。

　バス乗車の学習では、乗り口や降り口の違い、運賃の支払い方、車内での座り方や過ごし方など、安全に利用するためのポイントを一つひとつ確認しました。乗車中はマナーを守るだけでなく、周囲のお客さんへの気配りも大切であることを、子どもたちは体験を通して実感していました。実際に整理券を取ったり、運賃を支払ったり、日常に生かせる具体的な学びが得られました。

　温泉施設では、まず「入浴前に体を洗う」「湯船では静かに過ごす」など、気持ちよく利用するための基本的なマナーを学ぶことができました。その後、和室利用の仕方について宿泊施設の方からの丁寧な説明を受けていました。

　事前に立てた予算をもとに、必要なものを自分で探し、値段を確認しながら購入する学習を行いました。お金の使い方だけでなく、店員さんへのあいさつ、商品を選ぶときのマナー、レジでのやりとりなど、生活に直結する大切な経験を積むことができました。実際に品物を手に取りながら、「どれが必要か」「どれなら予算内におさまるか」を考える姿が見られました。

　今回、身につけた公共マナーを大切にし、日常生活での経験に繋げてくれることを期待しています。