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校長挨拶

新緑の若葉が芽吹き、生命の躍動感を感じるさわやかな季節を迎えました。
 本校5年目を迎えました、校長の 清末(きよすえ) 直樹(なおき) です。
 今年度も、どうぞ、よろしくお願いいたします。
 新型コロナウイルス感染症が、昨年5月に5類に移行され、学校でも様々な感染予防対策が緩和されたものの、新型コロナに加えてインフルエンザも猛威を振るい、学校生活にも影響を及ぼしてきました。ようやく大分県でも警戒レベルが解除され、落ち着きを見せてきました。本年度は、基本的に感染予防対策は講じながらも、以前の学校生活を取り戻していきたいと思います。子どもたちが活発に活動し、はしゃぐ声が聞こえる、明るい、元気な学校になることを願っています。
 さて、4月に中央支援学校が開校し、27名の児童生徒が転校をしました。先日、開校式があり、参加しましたが、転校した子どもたちが笑顔で迎えてくれて、うれしく思いました。早く新しい環境に慣れて、楽しく、充実した学校生活が送れることを願っています。一方、本校は、本年度も変わらず、児童生徒271名が在籍する大規模校となっています。プレハブ校舎の使用により、教室不足は緩和していますが、正式な校舎の建築が待ち望まれるところです。
 今年度の本校の重点目標は、「子どもの主体性を育む授業改善と評価」「学びの連続性を図る教育課程の改善(題材配列表、年間指導計画の作成)」「学校と家庭、地域との連携及び協働を目指し、地域に開かれた学校づくり」「働き方改革の取組」の4つの目標を立てて取り組んでまいります。主な取組として、「主体的な学びに向けた授業実践」では、児童生徒が「自分で考え、判断して行動する」ことを実感できるように、指導案を作成して授業改善に取り組むとともに、子どもの主体性を引き出す教材・教具の工夫、ICTの活用を進めていきます。また、「学びの連続性を確保する教育課程の改善」では、新学習指導要領に基づいて各教科等を合わせた指導を見直し、各教科を中心とした教育課程を編成しました。小学部では「生活科」を、中・高等部は「社会科」「理科」の指導を新たに取り入れて実践を行っています。昨年度は、「生活科」「国語科」「社会科」「理科」「職業・家庭、職業」の5教科について、学びの連続性が図られるように、教科用図書も取り入れながら、小・中・高等部で一貫した系統性のある年間指導計画を作成しました。今年度は、昨年取り組んだ5教科以外の教科と領域の年間指導計画の改善に取り組みます。さらに学習評価の改善を図り、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力、人間性等」の3観点に添った評価を行い、通知表にも反映させていきたいと考えています。これまで、全て文章で表記していましたが、評価の観点を設定し、記号による評価を取り入れ、児童生徒、保護者の方々にもわかりやすく、読みやすいものに改善したいと思います。また、「学校と家庭、地域との連携及び協働」では、労働・福祉等の関係機関と連携し、職業教育の充実を図るとともに、シン「大分支援ブランド」として、作業製品の販売を中心とした地域との連携、地域人材を活用した授業実践を取り入れていきたいと考えています。また、保護者や地域と連携して発災時における防災体制の構築を進めてまいります。地域の皆様のご協力をお願いします。